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コラム

乳がんを経験された方へのアピアランスケア(外見ケア)とは?

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アピアランスケア(外見ケア)という言葉をご存知でしょうか?
「乳がんになって初めてアピアランスケア(外見ケア)をいう言葉を知った」という方も多いかもしれません。

  

アピアランスケア(外見ケア)とは、がんやがん治療の副作用により生じた外見の変化に対するケアのこと。
外見の変化に日常生活を送る上で支障をきたすようになったりストレスを抱える方に対し、ウィッグや人工乳房、メイクなどを用いた自然な見た目のサポートであったり、悩みを打ち明けたりすることで心理的な負担を軽減することを目指すものです。

  

ワンステップでは安心してお使いいただける医療用ウィッグや人工乳房の提供や、医療用ウィッグの日やQOL講座などのイベントを通して、お客様のアピアランスケア(外見ケア)に取り組んできました。

  

今回は、ワンステップが考えるアピアランスケア(外見ケア)や、これまで行ってきた取り組みについてご紹介いたします。

  

 


 

アピアランスケア(外見ケア)とは

アピアランスケア(外見ケア)とは

 

アピアランスケア(外見ケア)は、がんやがんの治療に伴って生じる外見の変化へのケアです。
一言で外見のケアといっても、がんの種類によって異なりますが、ここでは「乳がん」に絞ってご案内いたします。

 

乳がん治療による主な外見の変化

手術
摘出手術による乳房の喪失
手術や切開による傷痕
抗がん剤治療(薬物治療)
脱毛(髪、眉毛、まつ毛)、髪質の変化(縮毛や白髪など)
皮膚(色素沈着、湿疹や乾燥、ピリピリとした痛みや痒みなど)
爪の変化(爪の色が変わったり、薄くなって割れやすくなるなど)
その他、むくみや体重の増減によるスタイルの変化など
放射線治療
皮膚(照射した箇所の炎症や色の変化、痛みなど)

 

 

社会復帰のためのアピアランスケア(外見ケア)

乳がんは女性が患うがんの中で最も多いがん種です※。
乳がんの罹患率は年々上昇していますが、一方で生存率も高く、社会復帰される方も少なくありません。

最近では治療法の進歩や入院期間の短縮などにより、治療と仕事・学業を両立する方も多く、社会復帰をサポートするためにもアピアランスケア(外見ケア)が求められるようになりました。

かつては「治療に専念すべき」という考えからアピアランスケア(外見ケア)は重要視されていませんでしたが、現在では「その人らしく生きるため」に、「これまでと同じような日々を過ごすこと」が大切であるという考えが広まっています。

※出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)

地方自治体による補助金・助成金

乳がんの摘出手術や抗がん剤治療などの乳がんの治療費や、外科手術を伴う乳房再建には健康保険が適用されますが、アピアランスケア(外見ケア)には保険が適用されません。
そこで、がん患者の方の社会復帰をサポートするために、地方自治体が主体となって「ウィッグ」や「人工乳房」などのアピアランスケア(外見ケア)にかかる費用を補助する制度が設けられるようになりました。
これらの制度はアピアランスケア(外見ケア)の認知が高まるにつれ、実施する自治体が増えるようになりました。

 

リアリーフサイトでは、人工乳房(自治体によって乳房補正具・胸部補正具などと表記されています)の購入に対する助成金を実施している自治体をご紹介しています。お住まいの自治体で実施されているかぜひご確認ください。

人工乳房の購入補助に助成金を出している全国の自治体 >>

 

人工乳房に対する助成をしていない自治体もウィッグなら助成をしているケースもあります。
ウィッグの助成金を実施している自治体はワンステップのサイトでご紹介しています。

【最新】医療用ウィッグの助成金を行っている都道府県地区町村一覧 >>

 


医療用ウィッグとは

医療用ウィッグとは

抗がん剤治療の副作用で頭髪が脱毛するケースがあります。治療が終了し、髪が伸びるまで使用されるのが「医療用ウィッグ」です。医療用ウィッグ以外にも、医療用帽子や髪つき帽子などのアイテムで脱毛をカバーすることができます。

 

しかし、職場で帽子着用が禁止されていたり、接客や営業で初対面の方との会う機会が多いという理由から、働きながら治療される方には医療用ウィッグが必要になることがあります。
おしゃれを目的とした「ファッションウィッグ」は髪型の種類が多く、値段も手頃ですが、見た目が不自然だったり、長時間使用することが想定されていないという課題があります。

ウィッグが「つけ心地の悪さ」や「ウィッグとバレるかもしれない」という新たなストレスの原因になってしまっては、ケアを十分に果たしているとは言えません。
そのため、治療で肌が敏感になった方も安心して使用でき、自然な見た目を叶える「医療用ウィッグ」が求められるようになりました。

 

「これまでと変わらない日々」を叶える医療用ウィッグ

これまでと変わらない日々を叶えるワンステップの医療用ウィッグ

ストレスのないつけ心地を実現するために、ワンステップでは肌当たりの柔らかい「オーガニックコットン」をベース生地に使用。心地よく頭にフィットし、長時間着けていてもストレスにならないよう配慮しています。

髪には高級人毛を100%使用し、決まったスタイルのウィッグを販売するのではなく、お客様のご希望のスタイルにカットして仕上げます。
抗がん剤治療による脱毛で来店される方は、ほとんどの方がこれまでと同じスタイルをオーダーされています。
サロンにはピンクリボンアドバイザーの資格を持ったスタイリストも在籍し、ウィッグや伸びてきた地毛のお手入れも対応し、ウィッグ卒業までお客様に寄り添います。


着脱式の人工乳房とは

着脱式の人工乳房とは

 

着脱式の人工乳房とは、胸に直接貼り付けて使うシリコン製の乳房のこと。温泉や入浴など必要な時に応じて使えることが特長です。
義手や義足のような外観を補うための装具の一種で、「エピテーゼ」とも総称されます。
インプラントを体内に埋め込む乳房再建の「人工乳房」とは異なり、着脱式の人工乳房は外科手術を必要としません。

 

着脱式の人工乳房には既製品の他、一人ひとりに合わせて製作するオーダーメイドがあります。
既製品のメリットはすぐに使えることや価格帯が抑えられることなどです。一方、身体にぴったり合わないために接着剤が必要だったり、左右のバランスが合わないという課題があります。

オーダーメイドは切除後の身体にあわせて作るため、形や肌の色も一人ひとりに合わせることが可能です。身体の測定やフィッティング、色合わせという工程を経て、ぴったりとフィットする人工乳房が完成します。

 

 

着脱式の人工乳房の役割

人工乳房を望まれる方のほとんどが「温泉や入浴で使いたい」と希望されています。

ワンステップでは人工乳房を購入される方の多くは「温泉や入浴で使いたい」と希望されています。
昨今、入浴施設の中には入浴着が着用可能な施設も増えてきましたが、まだまだ周知は進んでいません。
「傷痕で周囲の人を驚かせたくない」「見られたくない、でも温泉は楽しみたい」という方にとって、温泉でも使える人工乳房はその希望を叶えるとともに、乳房の失ったことへの喪失感を補ってくれるという役割があります。

 

また、薄着になる季節や胸元があいた洋服を着る時などに、着脱式の人工乳房でシルエットを整えることができます。好きな洋服や趣味のダンスを楽しみたい。着脱式の人工乳房はそんな希望を叶えることを目的としています。

 

ワンステップの人工乳房は全てオーダーメイドでお作りするため、胸の傷痕にぴったりと装着できる世界にたった1つの人工乳房が完成します。お客様のご希望が叶い、前向きな気持になれるようサポートいたします。

 


ワンステップの考えるアピアランスケア(外見ケア)についてご説明させていただきましたが、いかがでしたか?

 

アピアランスケア(外見ケア)とは単に外見を美しくすることではなく、その方の心の苦痛やストレスを軽減し、QOLを向上させることが目的としています。

女性医療用ウィッグ専門店ワンステップが人工乳房のエピテーゼ事業を開始したのは、乳がん患者の方をウィッグ以外の面でもサポートしたいと考えたことがきっかけでした。
製品やサービスの提供以外にも「医療用ウィッグの日」「QOL講座」などのイベントを開催し、ウィッグアレンジ教室やメイク講座の他、同じ症状や悩みを抱えた方との交流の機会を設けています。

 

これからも医療用ウィッグや人工乳房を通じ、お客様のアピアランスケア(外見ケア)をトータルサポートし、QOL向上を目指してまいります。

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